今季のタイトル獲得者らを表彰するNPBアワーズが17日、都内で開かれ、阪神井上広大外野手(19)がウエスタンリーグの優秀選手賞を獲得した。

高卒1年目の今季は同リーグで69試合に出場。全試合で4番に座り、打率2割2分6厘、9本塁打、36打点の好成績を残した。「まさか1年目から選ばれると思っていなかったので、びっくりしている気持ちが一番です」。

本塁打と打点では一時リーグ2冠に浮上するなど、未来の大砲の片りんも見せた。最終的にソフトバンク・リチャードに2冠をゆずったが、リチャードは井上を意識していたという。井上は「ホームランが並んだ時とか、試合がある時はお話をしていたりしていたので、自分も抜かれたときは意識して試合に臨むようにしていました」と、苦笑いだった。

井上はスポンサー表彰部門でも、日刊スポーツ選定の努力賞、新人賞を受賞した。来春は1軍キャンプに同行することが内定している。「来季の目標は開幕1軍をつかみとって、1試合でも多く試合に出場することです。お客さんが入った球場で自分たちの全力プレーを見せられるように頑張るので、応援よろしくお願いします」と話した。