守備のベストナインとされる三井ゴールデングラブ賞が18日に発表され、セ・リーグ捕手部門で阪神梅野隆太郎捕手(29)が、捕手として球団史上初めて3年連続で受賞した。

今季は出場98試合中97試合を捕手で出場。スタメンマスクは86試合と正捕手としてチームの2位躍進に貢献した。昨季6記録した捕逸は今季は1個。ワンバウンドなどを止める技術の高さで、投手陣へ思い切った投球を促した。

得票数は136票で2位の中日木下拓哉捕手の117票とは、わずか19票差だった。この日の授賞式に、梅野は動画で「僕自身3度目の受賞ということで、非常にうれしく思います。今季は過密日程の中、大変なシーズンではありましたが、こうやって守備のことを評価していただき、うれしく思います」と喜びのコメントを寄せた。

セ・リーグの捕手では4年連続受賞は75年~87年の大矢(ヤクルト)、90年~93年の古田(ヤクルト)。来季受賞となれば最多タイ記録となる。