中日のダヤン・ビシエド内野手(31)が19日、ナゴヤ球場でバットスイングを再開した。シーズン終盤に左肩を脱臼。リハビリを続けているが、負傷後初めて約20回の素振りを行った。「(バットを振るのは)2カ月ぶりで最初は怖さもあったけど、初日にしては普通にできたかなと思う」と順調な回復に笑顔を見せた。

来年2月のキャンプインに向けてさらにピッチが上がりそうだが、しっかりペースをキープする。「そこに焦りはない。シーズンの頭にしっかりと準備ができていることが重要」と3月26日の開幕から逆算してリハビリ調整を続けていくことを最優先する。

前日は初受賞した三井ゴールデン・グラブ賞表彰式に出席。「素晴らしい経験ができた。うれしくもあり、緊張もした」。日本で上達した一塁手としての守備力も優勝を狙うチームの武器。素振りの後にはノックも受けるなどこちらも順調だ。「(患部は)よくなっている。このまま順調にいってくれたらという期待がある」。来季も開幕から不動の4番一塁を期待してもよさそうだ。