中日の福谷浩司投手(29)が、最先端の「フィットネストレーニング」と「福留頭脳」で先発投手としてさらなる進化を目指す。

20日はナゴヤ球場で自主トレを行い、今オフから導入したタバタ式トレーニングで心肺能力のアップにも取り組んだ。

タバタ式トレーニングとは、20秒の強度の高い運動と10秒の負荷の軽い運動を8回繰り返すもので、各界のトップアスリートも採用。先発転向2年目の今季は大野雄に次ぐ8勝でステップアップしたが、目標とする初完投は来季への宿題。「僕は先発なので筋肉量を上げること、スタミナを意識して取り組んでいる。今は(エアロ)バイクでやっています。心拍数、かなり上がりましたね」と新規トレの手応えを口にした。

中日復帰が決まった福留の存在も心強い。「僕はバッターがどんなことが嫌なのかを打者に聞くことが多いので、福留さんにも機会があれば聞きたいと思います」。日米通算2407安打の経験値も吸収して、ジャンプアップする決意だ。