オリックス能見篤史兼任コーチが22日に“初指導”を行った。大阪市内の球団施設での自主トレ中、斎藤から「クイックで足を上げる勇気がないんです」と悩みを相談され、実演。

兼任コーチながら選手としての活動がメインのため、オフの指導に支障がないことは球団が選手会に確認ずみ。以前から弟子入りを志願していた斎藤がこの日、移籍後初のキャッチボール相手になった。「10、質問したら10以上の答えを返してくださった。本当にかっこよかった」と喜ぶ後輩に、能見も「伸びしろしかない」と成長への手助けを惜しまなかった。

能見は1月9日の監督、コーチ、スタッフ会議に出席後、阪神の後輩らと約2週間の自主トレに出発する。「まず選手なんで、しっかり体を作ります」。新天地では主力選手、投手コーチの重責を担うが、まずは選手として万全の準備を整える。