阪神は24日、守護神ロベルト・スアレス投手(29)の来季残留を発表した。スアレスは球団を通じて「またタイガースの一員として戦えることをうれしく思います。来季こそは、このチームメートたちとファンのみなさんと一緒に優勝することができるように、チームの勝利に多く貢献できるように頑張ります」とコメントした。

スアレスは来日5年目の今季から阪神へ加入。7月以降は抑えに定着し、25セーブを挙げ自身初のセーブ王に輝いた。その活躍により、米大リーグの複数球団が獲得調査を進め、阪神の保留者名簿から外れ自由契約となっていた。16年ぶりのリーグ優勝に欠かせない戦力として、阪神は残留交渉を続け、合意に至った。推定年俸250万ドル(約2億6300万円)の2年契約とみられる。

阪神は今季ロッテでプレーした左腕チェン・ウェイン投手(35)、韓国で20勝挙げたラウル・アルカンタラ投手(28=韓国斗山)を獲得。韓国KTで47本塁打、135打点のメル・ロハス・ジュニア外野手(30)とも大筋で合意しており、来季も助っ人8人体制となる。守護神スアレスの残留は、虎党への大きなクリスマスプレゼントとなった。