球児さんに続きます! 阪神ドラフト4位の立命大・栄枝(さかえだ)裕貴捕手(22)が25日、母校の高知中学校グラウンドで自主トレを公開し、「龍馬賞」受賞を誓った。

「龍馬賞」はスポーツや文化などで業績を挙げ、高知県ゆかりの人物や団体を表彰する。11月には今季限りで現役を引退した藤川球児氏(40)が、プロ野球選手で初受賞。同郷の栄枝は「大先輩の藤川球児さんが取られた。僕もその賞に値するぐらいの活躍をして(賞を)頂けたら本当に光栄です」と胸を躍らせた。

即戦力捕手と期待される栄枝は二塁送球1秒8の強肩。大学時代は「枝キャノン」の異名も定着した。「藤川さんは高知県民だけじゃなくて、日本全国の野球ファンから知られている選手。記憶に残る選手やそういう活躍をすることが一番」。この日はキャッチボールや遠投、ノックなどで約1時間汗を流した。

すでにYouTubeで同期や先輩投手の投球スタイルを研究済み。来春1軍キャンプへの予習はバッチリだ。「出だしが大事。そこで出遅れないように準備しておきたい」。イケメンルーキーが、藤川氏の“いごっそう魂”を受け継ぎ奮闘する。【只松憲】