阪神矢野燿大監督(52)が、左右の「新助っ投」が加入する強力先発陣で、来季巨人戦を圧倒する決意を示した。今オフは日米通算95勝左腕のチェン・ウェイン投手(35)、韓国リーグ20勝右腕のラウル・アルカンタラ投手(28)を獲得。指揮官は2人への期待について、宿敵を絡めながら言葉にした。

矢野監督 アルカンタラとチェンの2人が取れたのはすごく頼もしい。ジャイアンツに勝つことも含めて、やっぱり先発ピッチャーでまずリズムを作っていくところでは、その2人が必要だった。

20年シーズンは巨人戦8勝16敗。優勝を逃した最大の原因が、直接対決で敗れたことだった。G戦24試合のうち、先制を許したのは14試合を数えた。そのうち勝利をつかんだのは、わずか1試合。打線の奮起も必要だが、まずは先発陣が相手打線を抑えて流れを呼ぶことが、G倒へのカギを握るのは間違いない。

矢野監督 先発で流れを作りたいというか、特に巨人と試合をしていると向こうの先発投手からなかなか点が取れない中で、1、2点取られて向こうに有利に進んだ。先発でこちらがリズムを作った状態で戦っていけるのは、もちろん巨人に対して、(加えて)それ以外のチームにも通用する戦い方になってくる。

もともと西勇、青柳、秋山、高橋ら強力な先発陣を誇るだけに、矢野監督は2人の加入で「全体の競争がめちゃくちゃ激しくなる」。高いレベルでの競争を制した先発陣で、G倒の白星を呼び込んでいく。【松井周治】