中日根尾昂内野手(20)が3日、故郷の岐阜・飛騨市の成人式に出席した。出席した174人の代表として謝辞を読み上げ、小学、中学時代の同級生、恩師らとの再会を楽しんだ。

式後には、20歳の誓いを披露。「今年の目標はショートのレギュラー奪取とチームの日本一」ときっぱりと口にした。

昨春キャンプでは、出場機会を増やすため、外野守備練習にも取り組んだ。だが今春は「守備練習の9~10割、できれば10割を内野守備に充てたい」と首脳陣に直訴するつもりだ。中日の正遊撃手は、京田がいる。「京田さんは球界屈指の守備。追いつき追い越していかないといけない。誰よりもノックを受けたい」と意気込んだ。

遊撃奪取へ、守備力向上以外にも目を向ける。「打たないと出られない。キャンプでは打撃でアピールしたい」。12月は鳥取で自主トレを行い、今月上旬からは大島が主催する大阪での自主トレに初参加。体を鍛え、キャンプに臨む。「いろんな先輩に話を聞きながらやっていきたい」。大阪では大島や同行する高橋周、キャンプでは立浪臨時コーチや今季から中日に復帰する福留ら左打者の実力者が勢ぞろい。根尾が成人式の決意を追い風にするか、注目の年明けになる。【伊東大介】