DeNAのドラフト1位、入江大生投手(22=明大)が13日、新人合同自主トレで初めてブルペン入りした。横須賀市のDOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAで、捕手を立たせて25球。「当初の予定では5割ぐらいの力で投げようと思っていたが。いろんな方に見られて、力が入って7割ぐらいになった」と話した。

球速については、自身の体感で「スピードは気にしていなかったけど、大体135キロぐらい。キャンプまでに145キロあたりを目標に投げたい」と話した。大学時代の最速は153キロだった。

ブルペン投球は地元の栃木に帰省していた昨年12月30日以来だった。「傾斜を使っての指先の感覚と体重移動が確認できた。やりたいことができた」と話した。今後は1日おきにブルペン入りし、キャンプ初日に捕手を座らせる予定で練習を進めていく。

球を受けた宮下直季ブルペン捕手(29)は「バランス良くまとまっていて回転軸もきれい」と入江の印象を話した。投球を見守っていたドラフト5位の池谷蒼大投手(21=ヤマハ)からは「いいボールがいっていました」と言われたという。

◆入江大生(いりえ・たいせい)1998年(平10)8月26日、栃木・今市市(現日光市)生まれ。小3から今市レイダースで野球を始める。ポジションは主に投手と遊撃手。今市中では県央宇都宮ボーイズに所属。投手兼外野手として全国8強。作新学院(栃木)では1年秋からベンチ入り。3年春にエースナンバーをつけた。3年夏に甲子園で3試合連続本塁打。明大では東京6大学通算で5勝7敗、防御率2・59。右投げ右打ち。187センチ、87キロ。