楽天ドラフト1位の早川隆久投手(22=早大)が、仙台市内で行われた新人合同自主トレ第2クール最終日の16日、今年初のブルペン入りを第3クール初日の明日18日に予定していることを明かした。

捕手を立たせた状態で球数は20~30球をメドとし、「キャンプまでには7割の強いボールを投げる準備をすることが、新人合同自主トレの目的。今年初めてのブルペンということで、確認作業を含めて、立ち投げに入りたい」と言葉に力を込めた。

自分のペースを貫く。前日15日は同じ大卒の同2位高田孝一投手(22=法大)と同4位内間拓馬(22=亜大)がブルペン入り。また18日はスタッフ会議が予定されており、タイミングが合えば、石井一久GM兼任監督(47)らが見守る前で“御前ブルペン”になる可能性もある。早川は「マウンドの傾斜と、立ち投げではどういう感じで投げられるのかを確かめられる機会としか認識していない」と自然体だった。

この日はグラウンドに雪が残る中、同トレ6日目で初めて屋外で体を動かした。第2クールを経て、「体がだいぶ戻ってきて、出力が出始めてきた。日々の成長を感じながら、ここからもう1、2段階を上げて、キャンプインしたい」。今後は1クールに1回のブルペン入りを考えながら、キャンプインの2月上旬に捕手を座らせた投球をプランに描く。

17日は同トレ開始後2度目の休養日。前回は午前に大学の課題を行い、午後は韓国ドラマ観賞でリフレッシュした。最近のお気に入りは「キム秘書はいったい、なぜ?」。早川は「息抜きをしながら、自分が得られるものは見ていこうかなと」。韓国ドラマで人生勉強もしながら、心技体でレベルアップしていく。【相沢孔志】