オリックスは17日、大阪・舞洲の球団施設で、阪神・淡路大震災の犠牲者に黙とうをささげた。

正午から約1分間、神戸の方向に向かって黙とう。福良GM、湊球団社長、平井育成コーチ、新人選手らが黙とうをささげた。中嶋監督は移動リスクを考慮し、東京都内の自宅から黙とうした。

代表取材に応じた平井育成コーチは「(震災から)26年ということで。毎年毎年、この時期になると思い出します。寮で僕も被災したので。当時の光景、自分の体験は今でも鮮明に覚えています。自分でも経験のない地震だったので。その時の衝撃と被害。街が復興するまでの過程は忘れられない。大きな震災があって、優勝できて、その中で徐々にお客さんが、観客席に戻ってきてることを感じていた。自分に勇気を与えてくれたのだと感じます」と話した。

平井コーチはプロ2年目の95年、守護神として活躍。53試合に登板し、15勝5敗27セーブ、防御率2・32の成績で、最優秀救援投手、最高勝率のタイトルを獲得。新人王に輝き、優勝に貢献した。