ライアンをまくる逸材は出てくるか。

ヤクルト高津臣吾監督(52)が、阪神との今季開幕戦(3月26日、神宮)先発について「やはり開幕投手の第一候補であることは間違いない。そこの位置に一番近いのは小川」と、昨季チーム最多勝の右腕を筆頭候補に挙げた。

小川は昨季、DeNA戦の無安打無得点を含む10勝をマーク。チーム内2位の5勝は救援の梅野で、先発陣では4勝のスアレス、3勝の高梨ら他を圧倒している。昨年はベテラン石川が務めたが、今季は「チームが勢いに乗れるようなピッチングをできるように」と、2年ぶり5度目の大役を譲る気はない。

FA宣言したものの、抑えの石山とともに残留したこと自体が補強とも言える。指揮官は「小川も残ってくれて、戦う態勢というのは整えられたんじゃないかなと思います」。現時点で最有力。真に託すべき男をキャンプ、オープン戦で見極めていく。

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