広島は18日、松田球団オーナーや佐々岡監督ら9人が必勝祈願を行い、3年ぶりリーグ優勝と日本一を願った。

その後、マツダスタジアムでは全首脳陣が春季キャンプへ向けたスタッフ会議を行った。ドラフト1位栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)ら即戦力新人の1軍同行が内定しているキャンプメンバー振り分けは、19日に発表される。

昨季はリーグ2位のチーム打率を記録しながら、僅差の試合で勝ちきれなかった攻撃面が今キャンプのテーマとなる。河田新ヘッドはコーチ陣に問うた。「チーム打撃とか守備とか、練習不足なのではないか。練習していたら、もうちょっとなんかあるはず」。今春は主力にも右打ちの意識づけと技術向上を求め、走塁練習も組み込む。「全体の練習が長くなることはない。個別の練習をやっていかないと」。量ではなく質を求め、濃密キャンプを予告した。

今季一塁だった松山には「レフトでレギュラーとりなさい、ぐらいに持って行きたい」と左翼再挑戦を指示した。チーム再建のためにはときに厳しく接する。選手だけでなく、コーチにも、新ヘッドが鬼となる。【前原淳】

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