阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(21=近大)が、球団史上最速の実戦となる2月4日の紅白戦でデビューすることが決まった。阪神は21日、甲子園で合同コーチ会議を開き、2月1日から沖縄・宜野座で行う1軍キャンプメンバー42選手を発表。新人は佐藤輝ら即戦力6人の沖縄行きが決まった。右翼の定位置獲得を目指す佐藤輝は、「バッティングをアピールしたい。結果第一」と名刺代わりの豪快デビューを誓った。

阪神矢野監督が、超速実戦で16年ぶりのリーグ優勝を狙うチームを作る。今回の1軍キャンプは01年赤星、藤本ら以来20年ぶりに新人6人を抜てき。矢野監督は「(若手は)1軍の方が刺激がある」と高卒2年目の西純、井上も選びフレッシュな顔ぶれを並べた。

佐藤輝ら新人野手は4日の紅白戦初戦、新人投手は7日の2戦目でのデビューへ向け、調整するように伝えている。キャンプ2日目にはシート打撃、ケース打撃の実戦形式も開始する。超速実戦は若手選手が多い分、実戦で課題と力量をはかる狙いがある。キャンプ中の実戦はオープン戦、練習試合も含め現時点で11試合。新外国人のロハス、アルカンタラらの来日、合流は未定だが、矢野監督は「全体的にレベルが上がってきている。キャンプでさらに競争が激しくなって、開幕がどんなスタメンかなと楽しみにしている」とキャンプ前から手応えをつかんでいる。