オリックス吉田正尚外野手(27)が22日、大阪市内で契約交渉を行い、年俸2億8000万円プラス出来高払いで更改した。

プロ6年目野手の2億8000万円は、オリックス時代のイチローに並ぶ最高額。吉田正は19年オフ、8500万円から一気に2億円に到達した。20年は3割5分の高打率で、チームの生え抜きでは00年イチロー以来の首位打者を獲得したことで、記録的な上がり幅を手にした。納得した上でサインしたかと問われ「もちろん」と大きくうなずいた。

念願の初タイトルだった首位打者に加え、年俸面でも堂々と球界の顔を張る立場に。今季はチームの新選手会長の重責を担うことになり「秋にはテレビでよく見る、音頭取ってね、ぱぱーっとみんなで盛り上がる。コロナが落ち着けば盛り上がれますし、それを祈ってあとはやるだけ」と優勝を目指してスタートを切る。(金額は推定)