日本ハムは22日、今季のスローガン「01karat~イチカラ~」を発表した。2年連続5位からの巻き返しへ、ワンプレーに全身全霊をかけて一からチームを立て直し、原石を磨いてどこよりも光り輝くというコンセプト。札幌ドームで会見した栗山英樹監督(59)は「ダイヤモンドの中で選手たちがいつもキラキラする。それが勝つ一番の近道なんだと僕が言っていることを形にしてくれた」と笑顔を見せた。

チームには清宮や吉田、野村ら若手で光り輝いてほしい原石も多い。「みんなのイメージにある原石、0もあるし100もある若手が何人か出てこないとどうにもならない。自分で試合に出るポジションをつかんでほしい」と、巻き返しへ若手の台頭は必須だ。「大事なことは(優勝する)その瞬間にダイヤモンドとして輝いているか。仮に選手が発展途上であっても、たくさんの選手がキラキラしていれば勝てるはず。勝てば、さらに磨きがかかる」と期待する。

春季キャンプでは多くの若手を1軍に抜てきした中で、故障者を除く主力組も1軍スタートとなった。栗山監督にとって全選手が「原石でしょ」と実績、年齢に関係なく、全員に真の輝きを放つことを求める。就任10年目は原点回帰で“イチカラ”チームを立て直し、頂点を目指す。【木下大輔】