西武の2年目左腕・浜屋将太投手(22)が「マッチョマン」で開幕ローテーションをつかみ取る。

オフ期間中はタバタ式トレーニングを導入。筋持久力を上げるための有酸素運動で、音楽に合わせながら8分×2セットを毎日続けた。「息が荒くなって、結構きついんですけど、やっていて癖になる。リズムは自分取れないんですけど、何となく頑張っています」と継続している。

お気に入りの曲は「マッチョマン」(ビレッジ・ピープル)で、オリックス吉田正の登場曲にも使われている。「面白くて乗りやすい」。すでに体重は75キロをキープしながら、体脂肪率は16%から約13%にシェイプアップ。曲名通りマッチョマンへの道をひた走りながら「投げてみてバテない実感ができたらいい。9回を投げきりたい」。すべては投球に生かすためだ。昨季は中継ぎ、先発の併用だったが「やっぱり先発が一番いい」と、先発に名乗り出るため下地をつくる。

投球の幅を広げるためツーシーム習得にも励んだ。「シンカーっぽくシュートしながら沈む感じが理想。左右(打者)関係なく投げられた」と体力に加え技術もアップ。左は新外国人マット、新人の佐々木らが加入した。「左でライバルが増えてくるんで、もっともっと頑張って昨年以上の結果を残さないと。開幕ローテと10勝目指して、しっかりキャンプからやっていきたい」と、心身ともに太くなった2年目の進化を発揮する。【栗田成芳】