オリックス山本由伸投手(22)が、後輩育成にも買って出る。ドラフト1位の山下舜平大投手(18=福岡大大濠)が、山本の直球やカーブを「ブルペンで見てみたい」と目を輝かせている。

それを伝え聞いた山本は「教えられることがどれだけあるか分からないですけど、いいと思うものは共有したい。僕も学ぶことがたくさんあると思う。お互い、上達できたらなと思ってます」と惜しみなく技術を伝授する。

山本は昨季、18試合に先発し、8勝4敗で防御率2・20。三振数はリーグ首位の149で最多奪三振賞のタイトルを獲得した。今季も「(全部門で)1番になりたい気持ちは強い。負けず嫌いなので誰にも負けない成績を残したいですね」と力強く意気込んだ。

チームは2年連続で最下位に沈む。「とにかく勝てていないので、しっかり戦力になって、チームが優勝できる力になれたらなと」。“山本2世”がチーム内で生まれ、選手の底上げにつながれば、上位進出の可能性も高くなる。

自身初の開幕投手も有力視され「今まで開幕投手をしたことがないので、そこで任せてもらえるようなピッチャーになりたいなと思っています」と意欲的だ。高卒5年目。エースの階段を駆け上がる。【真柴健】

オリックスニュース一覧はこちら―>