大黒柱として期待される日本ハム上沢直之投手(26)が26日、愛弟子の飛躍に太鼓判を押した。沖縄・名護での先乗り自主トレに参加中。練習ではストーカーと化した後輩の吉田と、常に行動を共にしており、この日も一緒にブルペン入り。「僕も3年目で8勝を挙げられた。僕より勝てる能力がある投手だと思うので、頑張って欲しいという思いで教えています」と、高卒3年目での大ブレークに期待を寄せた。

後輩から学ぶことも多い。「体重移動がうまい。だから、大きくはない体で、あれだけ投げられる。指にかかったボールは強い。ボールが落ちてこない」と、20歳に感心。助言したナックルカーブも「投げられそうな雰囲気は出ている」と、うなずいた。

自身は開幕投手候補の1番手に挙がる。2月中旬での実戦登板を見据え、ブルペンでは71球を投げ込んだ。この時期、長距離走で培っていた体力も「今年は短距離を多く走るようにしている。瞬発的な力が必要だと感じたので」と、シフトチェンジ。2年ぶり2度目の大役を射止めるため「心も体も準備していきたい。キャンプからアピール出来れば」と、意気込んだ。【中島宙恵】

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