ソフトバンクは28日、ペイペイドームで監督コーチ会議を開き、2月1日から始まる宮崎春季キャンプのメンバー振り分けを発表した。野手では柳田悠岐外野手(32)が両アキレス腱(けん)のコンディション不良で、投手は千賀滉大投手(27)が両ふくらはぎのコンディション不良でリハビリ組スタート。投打の柱がA組に不在という、まさかのキャンプインになった。

オンラインで取材対応した工藤監督は「柳田君に関しては、昨年もちょっと出ていましたが、アキレス腱のコンディション不良。リハビリからしっかり治してもらう形でスタートしてもらう。千賀君はふくらはぎ。去年のキャンプでもありましたが、そこら辺のコンディションがあまり良くない。無理してA組というより、まず治してもらおうと」と、2人の現状を説明した。

柳田は27日に筑後で自主トレを公開。ランニングはしなかったが、豪快なフリー打撃を見せていた。千賀も筑後のファーム施設で練習中で、キャッチボールでは力強い球を投げている。両者とも完全に動けない状態ではないが、昨季終了からオフが短かったこともあり、慎重を期した形だ。工藤監督は「正直、(A組に)いて若い選手の手本になってほしい部分はあるが、一生懸命やっての結果。開幕に間に合うようにやってもらう」と期待した。

2人に加えて、昨季開幕投手の東浜もリハビリ組。周東は右肩に不安がありB組発進となった。5年連続日本一を目指す「球春」を、思わぬ形で迎えることになった。【山本大地】

ソフトバンクニュース一覧はこちら―>