阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(21=近大)が9日、21年初の対外試合となった練習試合の日本ハム戦(宜野座)に2番左翼で出場し、プロ1号を含む猛打賞3打点の鮮烈デビューを飾った。

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怪物ルーキーは矢野燿大監督(52)の心もわしづかみにした。1本塁打を含む3安打3打点と暴れ回った佐藤輝の活躍に「本当に見ていてワクワクするというかね。早く打席が見たいなという、そういう打席でしたね」と興奮気味に話した。

新たな発見だった。これまでも実戦でフルスイングできる能力を評価してきたが、この日の本塁打は変化球にうまく対応。「対応能力というか、そういうところがあるバッティングだからこそできたホームランかなと思います」。結果に内容も伴った価値ある1発と位置付けた。

思い入れは強い。矢野監督はアマチュア時代から非凡な才能を高く評価。昨年のドラフト会議では巨人、オリックス、ソフトバンクとの4球団競合の末、自ら当たりくじを引き当てた。翌日の指名あいさつでは、スケールの大きい選手になってほしいと「トリプルスリーのさらに上の『40-40』も狙ってほしい」と伝えた。

「ある意味で持って生まれたもの。そういうものを持っている。期待に応えるって簡単なことじゃないと思う。それをやってのけるというのはね、夢がある選手だなと思っている」。鮮烈、衝撃、興奮の対外試合デビュー戦。指揮官も特別な輝きを感じ取った。【桝井聡】