侍ジャパン稲葉篤紀監督が、ソフトバンク柳田の打順設定で化学変化を起こす。10日、12球団の最後に4年連続日本一チームを視察。工藤監督と話し、柳田、千賀、周東、森ら候補選手について情報交換した。

18年の日米野球以来、代表に招集できなかった柳田に「ホークスでも1、2番といろんな打順で打っている。工藤監督も『そのへんはうまくこなせるよ』と話していた」と順応性を確認した。

鈴木誠の4番構想からすれば、3番柳田はバランスがいい。一方で1、2番に置けば相手への重圧が増す。チームでは試合数こそ少ないが1番は打率3割8分9厘、2番は2割8分6厘も7本塁打を放つ。代表でも14年の日米野球で1、2番の経験がある。「長打力も選球眼もあり、追い込まれてからの打撃もうまく変えたり、足もあって3拍子そろった選手。もちろんシーズンの調子を見てですけど、構想は少しずつ立てていく必要がある」とピースを打線にはめていく。

▽ソフトバンク柳田(球団を通じて)「まずは身体のコンディションを万全にし、シーズンでしっかり結果を残して東京五輪日本代表に選んでいただけるように頑張ります」