8年ぶりに楽天に復帰した田中将大投手(32)が、20日の日本ハムとの練習試合(金武町ベースボールスタジアム)で国内復帰登板することが決まった。

<主なメジャーから復帰した投手の初実戦>

◆04年佐々木主浩(マリナーズ→横浜) オープン戦で実戦登板予定も3月12日ロッテ戦は風邪、14日日本ハム戦は右太もも痛、20日西武戦は雨天中止と3連続でお流れ。24日巨人戦でようやく実戦登板でき、先発して1回を1安打無失点。代名詞であるフォークで三振を奪った。

◆06年石井一久(メッツ→ヤクルト) 故障で出遅れるも、3月2日SK(韓国)戦で復帰後初実戦。2番手で4回から登板し、2回を5安打2失点。四球に暴投もあり59球を要した。5年ぶりのバッテリーに古田兼任監督は「久しぶりだなと思うと鳥肌が立ちました」。

◆15年松坂大輔(メッツ→ソフトバンク) 3月4日、甲子園で行われた阪神とのオープン戦。前年首位打者のマートンを遊ゴロに仕留めるなど、先発して3回を4安打無失点。最速146キロを計測し、オープン戦ながら「復帰初勝利」も挙げた。

◆15年黒田博樹(ヤンキース→広島) 3月8日、マツダスタジアムでヤクルトとのオープン戦。当初は先発3回予定も球数が少なく、2巡目まで続投。4回1/3を無安打無失点で、1人の走者も背負わず相手打線を封じ込めた。オープン戦ながら2万2942人の観客が訪れた。

◆18年上原浩治(カブス→巨人) 3月9日に巨人と契約を結び、20日日本ハム戦で実戦登板。日本仕様のマウンド、ボールに苦慮しながら、7回から1イニングを投げて無失点。得意球のスプリットで中島、近藤らを抑えた。東京ドームの観客数は4万6297人。05年の観客実数発表後、オープン戦の最多観客数を更新した。