法大の今秋ドラフト候補2人が、プロ相手に好投した。

5日、横須賀スタジアムでDeNA2軍と対戦し0-1で敗れた。9球団23人のスカウトの前で先発した右腕の三浦銀二投手(3年=福岡大大濠)は4回1失点、7奪三振。初めてプロと対戦し、初回にDeNA山本にソロを許したが「冷静になれた」とスイッチが入った。2回以降はキレのある直球を軸に安打を許さず、3回には山本に3ボールから4球直球を続け、最後は147キロで空振り三振。「めちゃくちゃ緊張した。真っすぐで空振り取れたことは収穫。自信にしたい」と話した。

3番手で登板した右腕の古屋敷匠真投手(3年=八戸工大一)は、2回を無安打無失点で1奪三振。最速は150キロをマークし「スプリットで空振りが取れたことが収穫。これから、バットが折れるような直球を投げたい」と意気込んだ。

▽DeNA河原編成部スカウティングディレクター兼アマスカウトグループグループリーダ(三浦について)「直球の強さがあり、両サイドに投げ分けていた。制球力が高く、直球で三振が取れる。順調にきていると思うので、引き続きリーグ戦もチェックします。(古屋敷は)馬力がある。球が強く、荒れ球でいやらしいボールを投げるタイプ」

▽日本ハム大渕スカウト部長(三浦について)「直球の強さがある。ボールの精度も戻ってきていて、リーグ戦を見るのが楽しみな選手です」

▽ロッテ榎アマチーフスカウト(三浦について)「まっすぐで空振り三振が奪える投手。序盤は狙いすぎて変化球が決まらなかったが、徐々にストライク先行になってからは投手有利に直球で勝負していた」