DeNAのドラフト2位ルーキー牧秀悟内野手(22=中大)が、楽天田中将大投手からチームで唯一の2安打を放った。「田中投手の打席に立つとは夢にも思わなかった。初めは興奮した。2本打てたのは自信になる。身長も大きくオーラも出ていた」と喜んだ。

2安打はともに逆方向への打球だった。「追い込まれて、なかなか打てる球はないと(逆方向を)意識していた」と明かした。これでオープン戦で3試合連続の複数安打をマークし、打率を規定打席以上で12球団3位の3割8分1厘まで上げた。「新人なので先を見据えず、アピールしないといけない。1日1本打とうと思っている」と話した。

楽天早川隆久投手には、空振り三振、三塁ゴロと2打席で凡退した。「大学時代にもやっていてヒットが出にくい。自分の打撃ができなかった」と悔しがった。オープン戦も中盤を迎え、早川以外にも同期入団の選手たちの活躍も耳に入る。本塁打を量産する阪神佐藤輝明には「いい刺激になる。向こうが打てば負けないぞと」。大学ジャパンの4番を張った男は、プロでも負けん気をのぞかせた。

三浦大輔監督は、新人ばなれした打撃を見せる牧について「牧らしい打撃をした。本人の自信になったんじゃないかな、一流の投手(田中将)から打って」と目を細めた。開幕スタメンについては「非常に近い位置にいるのは間違いない」と話した。【斎藤直樹】

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