ソフトバンク松田宣浩内野手が今オープン戦初アーチを放った。

3回の第1打席。先頭でDeNAドラフト1位の入江の147キロの直球を捉え、左中間スタンド中段付近へ。「キャンプでの実戦、オープン戦を通して初のホームランだったので素直にうれしい。球への入り方が良く、打撃の間もでき始めているのかなと思う」。納得の一振りで本拠地のファンに「熱男」ポーズを届けた。

プロ16年目の今季、不動の三塁を狙う若手に刺激を受けた。昨年、高い打撃力を見せつけた栗原をはじめ、牧原大、三森、リチャードらがキャンプからアピール。それでも「すぐできるものではない。そう簡単に渡すわけにはいかない」とレギュラーの座を譲るつもりはない。これでオープン戦3試合連続安打。「今年はヒットを多く打ちたい。その延長がホームランになればいい」。あと272本の通算2000安打へ。打撃好調の流れを、そのままシーズンにつなげる。