DeNAで初代主将を務めた石川雄洋内野手(34)が18日、横浜市内で現役引退会見を行った。「15日ぐらいまで都内で練習していた。例年2月は沖縄キャンプで、今年は1人で寂しいなと思っていた。発表して、スッキリではないけど、解放された感じがします。16年間精いっぱいやってきて、悔しいより感謝の気持ちが大きい」と話した。

主な一問一答は以下の通り。

-引退のきっかけは

最後まで決めた期限までやろうと決めていた。年齢で厳しいだろうと思っていた。どこかで決断しないといけない。開幕1週間前ぐらいと期限を決めていた。そこまで、いろんな人が手伝ってくれた。感謝したい。

-今後の予定は

特にはまだ。お世話になった人にあいさつに回って、ゆっくり心の整理がついてから考えたい。

-指導者としてチームに戻ることは

僕が決めることではない。そういう人材だと思ってない。戻れるように勉強しないといけない。レベルに達しないと、戻るべきじゃない。呼んでいただけるように必死に頑張っていきたい。

-印象に残っているシーンは

東京ドームのCS(クライマックスシリーズ)で半分が真っ青になった。ファンの方が来てくれたのが印象に残っている。

-プレーでは何か覚えていることは

キャプテンをやっている時にCSとかにもっと出たかったけど、最下位が続いて悔しかったけど、DeNAになって強くなって、ファンも満員になって。常に強い方がいいけど、どっちも経験できて16年間は宝物。応援に感謝したい。

-DeNAの初代キャプテンだったが

僕はキャプテンをできると思っていなかった。いろんな人のアドバイスに支えられた。貴重な経験をさせてもらった。

-最初に引退を伝えた人は

両親と妹家族。16年間、一番身近な存在で味方。ありがとうの思い。両親から「16年間ありがとう。これからの人生の方が長い。頑張りなさい」と言われた。

-ファンへのメッセージ

言葉で伝えきれない。DeNAファンの応援は12球団で一と思っている。これからの選手を応援してほしい。

-横浜高校の渡辺監督らに報告は

渡辺監督にも小倉部長にも報告した。2人とも、教えがなかったらプロ野球に入れてない。感謝の気持ちを伝えた。「第2の人生が大半になる。(経験を)生かしてやっていくにはどうしたらいいか考えなさい」と言われた。

-背番号7を継承した佐野恵太には

昨年も頑張っていて、僕が言うことはない。これからも佐野らしく頑張ってくれると思う。

-なぜ佐野に継承したのか

みんなから好かれているから。野球にも真面目ですし。愛されているのが一番。誰にでも平等に接することができるし。これからも持ち味を出してほしい。

-結婚、家族を持つ予定は

個人の問題ではないので、これから頑張っていきたい。