26日に開幕するプロ野球。日刊スポーツの評論家、総勢25人が順位予想をしました。佐々木主浩氏のセ・リーグ予想は以下の通り。

  ◇   ◇   ◇

1位に巨人、2位に阪神としたが、阪神の逆転は十分あり得る。その条件は藤浪が2ケタ勝利を挙げることだ。開幕投手に決まったが、能力的にも持っているものが違うし、チームの空気を変えられる投手。阪神は投手、野手ともにバランスが取れ、エースの西勇とともに藤浪が完全復活すれば、青柳、秋山、チェンら強固な先発ローテーションとなる。

リリーフに関しても、抑えのスアレスの残留は非常に大きい。長いペナントレースを戦う上で、後ろがしっかりと安定したチームは強い。野手ではドラフト1位の佐藤輝の存在も、チームに相乗効果を生む。キャンプ、オープン戦の打撃を見ても素晴らしい素材であることは間違いないし、同世代の若手、ベテランにも大きな刺激となる。

3位以下は非常に混戦と予想する。個人的に楽しみなのは広島森下。昨年、新人離れした投球で白星を重ねたが、他チームも研究する2年目にどんな投球をするか。三浦監督が就任したDeNAは4位と予想したが、手術明けで開幕2軍スタートのエース今永、東と先発陣の軸がいつ、どのような状態で戻ってくるのかが鍵を握る。

ニッカン評論家25人のセパ順位予想一覧はこちら―>