下馬評を覆す。DeNA三浦大輔監督(47)が25日、巨人戦で初陣を迎えるにあたり「予想を裏切ってやろうという気持ちでやっています。5位、6位かと落ち込んで試合するやつは絶対いないと思う」と意気込んだ。ソト、オースティンら全外国人が不在で野球評論家の予想順位は軒並み下位。ドラフト2位ルーキー牧秀悟内野手(22=中大)ら新戦力を起用し、巨人菅野を打ち崩す。

敵地東京ドームに足を踏み入れ、気分が高まった。「いよいよだなと。本当に身の引き締まる思い。どことなく緊張しているのは自分でも分かる」。選手、コーチとしては百戦錬磨の経験を持つが、これまでにない感覚が身を包んだ。

リーグ3連覇中の巨人に対し、新戦力で対抗する。牧は3番一塁でスタメン濃厚。DeNA新人で開幕戦にクリーンアップなら、牧にとって中大の先輩である59年桑田武以来62年ぶりとなる。二塁は巨人から加入した田中俊が有力で、指揮官は「状態が上がってきた。いろいろな思いがあると思うが、ぶつけてほしい」と期待した。人的補償で古巣相手に開幕スタメンなら史上初だ。「やるからには優勝。最初から3位目指してやるなんて僕は考えられない」。若手を起用しながら、下克上へ向け爪を研ぐ。【斎藤直樹】

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