阪神がドラフト1位ルーキー佐藤輝明内野手(22)の初アーチも飛び出し、開幕連勝を収めた。敵地での開幕連勝は04年巨人戦(東京ドーム)以来、17年ぶりとなった。

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◆阪神矢野燿大監督語録

-初回に見事な先制パンチ

矢野監督 そうやね、もう立ち上がりはどのピッチャーでもなかなかリズムに乗るところまで大変やけど。そういうところを昨日の流れの中で行けた。1点取って、2点取って、もう1点欲しいってところでテル(佐藤輝)のホームランっていうのはまた一気に流れをこっちに呼び寄せられた。逆に言うとヤギ(青柳)が、しっかり点取った後、立ち上がってくれたというところで、あの1回の攻撃が、流れが来てるかな。

-佐藤輝はド派手に第1号

矢野監督 いやまあね、楽しみあるね。初ヒットがホームラン、そういうみんなのある意味、想像を超えるというか、期待に応えるとか、そういう魅力がある選手なんでね。初ヒットがホームランというのは本当に素晴らしかったしね。バックスクリーンというのもテルらしい。1本で終わったらなというのもあったけど、もう1本ヒットを打ったというのも価値があると思うんでね。そういうところはテルの良さ、魅力。そういうものがしっかり出た。今日、見に来てくれたファンも、テレビで見てくれたファンも、また期待値が上がってね。楽しみな1本になった。

-矢野監督も初安打が初本塁打

矢野監督 俺と比べるなよ。レベルが違う。

-当時の記憶は

矢野監督 俺なんかビックリだからさ。あいつなんか、打ってもビックリしないだろうけど、俺はビックリしてのホームランだったからね。でも、自分も思い出したけど、俺も7打席目で初ヒットやって、俺もホームランやったなと。でも、違うわなと思いながら。あいつの場合は大きな魅力があるんで。攻めもシーズンに入って厳しくなっていく中で経験しながら成長していってくれたらと思う。楽しみです。

-いい意味の総力戦。出た選手が

矢野監督 そうやねん。最後も陽川のあの1本っていうのは。早めに代えるっていうことでは、陽川があそこで打ってくれることでそんなに遜色なく行ける。あの1点も大きかったし、ケント(糸原)、リュウ(梅野)とか、そういうあたりもつなぐところでしっかり。テルに隠れちゃうけど、これがウチの野球だと思うんでね。そういういい野球ができたかなと思います。

-スタメンで出た山本

矢野監督 もともと守備に安定感あるっていうところで。今日もいいプレーしてくれたし。そういうところで使いやすい選手なんで、まあ対左という時にも使えるし、良くなっていけば常に出るということもあり得ると思うんでね。いてくれるとすごく助かる。ポジションは内野全部できるし、細かい野球もできるんでね。そういうところではヤスの存在はいろんなところにはめやすい選手なんで。スタートからもいける選手、ショート争いというところではセイヤ(木浪)も黙っていられないだろうし、そういうあたりもすごくいい刺激になってくれている選手かなと思います。