プロ1号は特大のバックスクリーン弾だった。阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)がヤクルト戦の1回にプロ初安打、初本塁打となる推定130メートルの1号2ランを放った。

阪神の開幕2戦目での新人本塁打は最速タイで、ドラフト制後では最速。12球団ルーキー一番乗りの放物線で、すべての野球好きを喜ばせた。矢野監督も「想像を超える選手」と驚く怪物ルーキーの活躍で、2年ぶりの開幕2連勝となった。

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佐藤輝のパワーのすごさを表す数字として体成分分析装置「InBody(インボディ)」で筋肉量やバランスなどから算出されるスコアがある。近大時代、筋力トレーニングを重ねチームでただ1人満点の100点を出し「足が速くなったのは筋トレを始めてから、どんどんです。(筋肉の)つけすぎもよくはないと思うが、ある程度のところまで筋肉はいると思う」と語っていた。当時で体脂肪は10~11%ほど。重いものを持ち上げるだけでなく、速く動かすなどバランスよく鍛えた。「第2の佐藤輝」の出現を期待し、母校には最新のインボディや打撃マシンに球を自動供給する機械とリーグ戦の成績などを管理するためiPad(アイパッド)を贈っている。

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