DeNA三浦大輔監督(47)の初勝利は持ち越された。
1回に新人牧秀悟内野手(22)の適時二塁打で、3試合目にして初めて先制。5回まで完全投球の平良拳太郎投手(25)が、6回に右肘の張りを訴えて交代した。継投で逃げ切りを図ったが、8回に4番手の石田健大投手が梶谷に痛恨の適時打を浴びて引き分けた。30日からのヤクルト3連戦(横浜)で初白星を狙う。
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「うりゃー!」。声援のない東京ドームに、山崎康晃投手の雄たけびが響いた。1点リードの7回1死。前守護神は、3番坂本を149キロ外角直球で押し、見逃し三振を奪った。岡本和に安打を許したが、丸は5球連続でツーシームを落とし空振り三振。巨人の主軸を抑えた。
降板後、ベンチで山崎の肩をたたいた三浦監督は「攻めの投球。向かってました。1球の緊張感の中でよく投げた」とほめた。
大卒7年目の山崎は、今年初めてキャンプが2軍スタートとなった。実績も年俸も球団最高峰だが、三浦監督がコーチ陣の1軍発進案を覆した。「ファームで見つめ直して、自分で自分に厳しくできるか。できないと終わってしまう。選手生命というか1軍で輝けるかが」。昨年は防御率5・68と不振に陥ったが、ほとんどの期間を1軍で過ごした。三浦監督は、抜本的に投球を見直す時間が必要だと感じていた。
無期限の2軍調整は2カ月に及んだ。山崎はツーシームを落ち方が異なる2種類に増やし、チェンジアップも習得した。2軍で5試合連続無失点と結果も残した。開幕の6日前、1軍に滑り込んだ。
5回まで完全投球を見せていた平良が右肘の張りを訴え、6回で緊急降板した。急きょ登板した2番手砂田毅樹投手が無失点で切り抜けると、山崎以降の勝ちパターン継投に入った。8回を託した石田は2与四球が絡んで追いつかれたが「四球は出たけど、勝負にいった四球だと思う。ボール時代は悪くない」と責めなかった。
30日から未勝利で本拠地開幕を迎える。「結果を受け止めて。今日の内容を続けていけば勝てる。前を向いていく」。番長は手応えをつかんだ。【斎藤直樹】
▽DeNA平良(6回に緊急降板) 良い緊張感でマウンドに上がりました。調子も悪くなかったので1人1人、丁寧に投げることを心掛けました。最後は途中でマウンドを降りる形になり、申し訳ないです。



