勝利の方程式トリオがパーフェクトリレーで中日に反撃のスキすら与えなかった。まずは7回1死で、先発ガンケルからバトンを受けた岩貞が登板。左の滝野と井領を打ち取り、「ガンケルも気持ちの入ったピッチングをしてくれていましたし、その流れに乗って投げることができました」と会心の笑顔。8回は連投の岩崎が、1番から始まる打順をピシャリと抑えた。「3人でしっかりと終えることができてよかったです」。

もちろん最後は守護神スアレスだ。ビシエド、平田、福留の強打者を力でねじ伏せ3人斬り。「セーブの場面に備えてしっかり準備できました」と、わずか9球で2セーブ目に胸を張った。開幕戦以来の3人そろい踏み勝利。矢野監督は「後ろの投手はウチの強み。どんどん勝ってる中、いってもらおうかなと思っています」とますます信頼を高めていた。