阪神のドラフト1位佐藤輝明内野手(22)がハマの夜空に衝撃のアーチをかけた。6回に右中間の場外へ特大の3号ソロ。過去に横浜スタジアムではフィルダー、巨人松井秀喜、DeNA筒香ら超一流スラッガーが場外弾を放っており、プロ1年目のルーキーが早くも飛距離で肩を並べた。猛虎打線はDeNAを圧倒し、貯金5で首位をガッチリと守った。

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横浜スタジアムの主な特大アーチ

◆フィルダー(阪神)89年8月13日、大洋戦で2打席連続場外弾を含む3発。7回、岡本透から150メートル、9回には中山から160メートル。当時の大洋球団職員によれば「(横浜での)場外はランス(広島)レオン(大洋)に次いで3人目だと思います」。1試合で場外2発は初めてとなった。

◆マイヤー(大洋)90年8月29日、内藤(ヤクルト)から左翼場外の公園へ推定160メートル。3A時代に179メートル飛ばしたというパワーを見せつけた。

◆松井秀喜(巨人)98年5月13日、場外弾を含む2発。3回、戸叶(横浜)からの1発は右翼場外へ150メートル。横浜公園内の庭園で止まった。「打った瞬間、場外だと思った。あれで場外に行かなかったら逆にショック」。長嶋監督も「はるかかなたに飛んでいったね~」と驚いた。

◆ウッズ(横浜)03年6月8日、右打ちにもかかわらず右中間場外へ工藤(巨人)から推定160メートル。04年4月6日には伊良部(阪神)からスコアボード最上段を破壊する160メートル。

◆バレンティン(ヤクルト)13年4月29日、DeNA戦で場外2発を含む1試合3発。

◆柳田悠岐(ソフトバンク)15年6月3日、三浦(DeNA=現監督)から電光掲示板直撃の推定150メートル弾。当たった場所は衝撃で点灯せず黒くなった。

◆筒香嘉智(DeNA)16年7月12日、福谷(中日)から7回に右中間場外へ推定155メートル。この試合では5回にも右翼席最上段の看板に当てる特大弾。