巨人原辰徳監督が掲げる理想の21年打線が、27日のヤクルト戦でお披露目となる。13日にチームに合流した新外国人ジャスティン・スモーク内野手(34=ジャイアンツ)とエリック・テームズ外野手(34=ナショナルズ)が1軍に昇格する。

調整期間の2軍戦ではテームズが9試合で打率5割の4本塁打、15打点。スモークは18日に左足甲の内側に死球を受け2試合を欠場したが、22日の同西武戦から復帰し7試合で打率3割3分3厘。指揮官が「早くゲームに出られるコンディションになってくれることを願うばかり」と話していた状態に整った。

2人が加われば、打線の破壊力が増す。予想スタメンのここまでの本塁打数(※日、米、韓の通算)の合計は1113発。相手先発が左腕田口で、2軍戦で二塁をテストしたウィーラー(121発)が若林の代わりに入るとなれば、さらに増えて1227本となる。

日本シリーズではソフトバンクに2年連続で4連敗。リーグ3連覇、その先に見据える日本一へ向け、強力なパ投手陣に打ち勝つべく、戦力を整えてきた。新型コロナウイルスの影響で開幕からは実現させられなかった理想のオーダーが、昨季ビジター最多24発を放った神宮で、ついに日の目を見るか。

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