阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、03年横浜(現DeNA)村田修一に並ぶドラフト制後の4月末までの最多タイ記録となる7号を狙う。

この日も定位置の6番・右翼でスタメン出場する。中日先発は昨年沢村賞左腕の大野雄。2月の練習試合では「セ・リーグでも一番いいくらいの投手。すべてがハイレベル。ツーシームというかスプリットみたいな感じで、スッと落ちる感じの球だと思う。でも、打席に立ってみないと分からないので、見られたらいい」と対戦を楽しみにしていた。だが、結果はまさかの死球に終わっていた。シーズン中の真剣勝負で、どんな結果になるか、楽しみだ。

バンテリンドームでは、この日が初めてのプレーとなる。「広いので頑張ります」と中堅122メートル、両翼100メートルの同球場での決意を語っていた。阪神はこの球場を苦手とし、昨年3勝9敗で3年連続負け越し中だが「あまり気にせず自分の打撃をしたい」と、怪物ルーキーはマイペースを貫く。この日の試合前のフリー打撃でも28スイングで2発の柵越え。バックスクリーンにも運んだ。

前回、4月2~4日の京セラドーム大阪での中日3連戦は、不振のどん底で、4日はスタメンから外れるなど、8打数無安打。まずは中日戦初安打、初本塁打といきたい。25日DeNA戦(甲子園)では飛距離139メートルの特大6号2ランを放つなど打撃状態も上向き。これまで佐藤輝が本塁打を放った6試合はすべて勝利しているだけに、勝利へ導く1発が期待される。

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