ヤクルト村上宗隆内野手が1試合2本塁打で12球団最速の10号に到達した。

0-4で迎えた2回の先頭で打席に立つと、2球目の外角高めの直球を逆らわずに左中間スタンドへ。1回には2死満塁から、2点適時失策。「大事なところでエラーしてしまったので、絶対に取り返そうという気持ちで打席に入った」と自らカバーした。

8-14で迎えた9回1死一塁でも、真ん中高めの直球を左中間スタンドへ。「9回で点差が開いた状態だったので、とにかく後ろにつなぐ気持ちで打席に入った。ホームランを狙ってはなかったが、コンパクトに強く振った結果が入ってくれた」と振り返った。

7回無死一塁では山田が、左翼へ9号2ランを放って今季初の“アベック弾”を達成。ヤクルトの3番、4番が本塁打王を争っている。

▼村上が2本塁打を放ち、両リーグ10号一番乗り。ヤクルトで両リーグ最速10号は14年バレンティン以来4人、6度目。日本人選手では球団史上初めてだ。村上は21歳だが、21歳以下のシーズンに両リーグ最速10号を打ったのは、20歳で打った53年中西(西鉄)以来68年ぶり2人目。セ・リーグの選手では、63年王(巨人)77年田代(大洋)97年松井(巨人)の3人が記録した23歳シーズンを上回り、最年少での両リーグ一番乗りとなった。

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