ソフトバンクが、また「ドラ1」に手を焼いた。2度目の対戦となった日本ハムのドラフト1位右腕、伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)に6回無得点と抑え込まれ、プロ初勝利を献上した。

25日にはロッテのドラ1、鈴木にもプロ初勝利を許したばかり。チームは今季2度目の4連敗となった。

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また、目の前で、歓喜の記念撮影を見せられた。日本ハムのドラフト1位伊藤にプロ初勝利を許した。6回まで1点も奪えず、完敗。工藤監督は「札幌の時よりは調子は悪かったと思いますけどね。低めの球を振らなければ攻略できたかな、という気もするんですけど…。バッターボックスに立っているわけではないのでわからないですけどね」と、もどかしそうに振り返った。

初回に2死一、二塁の先制機をつくったが、デスパイネが二直で凡退。2回に松田が、4回にはデスパイネが併殺打に倒れた。6回は先頭栗原が二塁打で出たが、ホームが遠い。5四球をもらいながら、拙攻で攻めきれなかった。前回の7日、札幌ドームでの対戦では11三振を奪われた。相手の失策が絡んでなんとか黒星を付けたが、攻略できた、と言える内容ではなかった。2戦続けて、同じルーキー右腕に苦しめられた。

25日ロッテ戦で、ドラフト1位の鈴木にプロ初勝利を献上したばかり。オープン戦では阪神佐藤輝に1号本塁打され、広島栗林には初セーブ。他球団のドラ1に、初物をプレゼントする形になっている。

チームは今季2度目の4連敗となり、引き分けだった首位楽天に0・5差をつけられた。勝負の9連戦は始まったばかり。工藤監督は「今は首位がどうのこうのではなくて。辛抱するところはしっかりして、次の日に『よし』と思える反省をして。新たな1日を迎えられるようにね、頑張っていくことが大事だと思います」と前を向いた。【山本大地】

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