自力優勝消滅の危機に直面するDeNAが、敵地で5位広島と対戦した。5月に入って3連勝も、ここ4試合は3敗1分けと失速。この日敗れ、首位阪神が勝つか引き分ければ、自力優勝の可能性が消滅という背水の陣で、新外国人フェルナンド・ロメロ投手が来日2戦目となる先発マウンドに上がった。

1回無死二塁の危機をしのいだが、2回に守備のミスから失点した。先頭西川をゴロに打ち取ったかと思われたが、一塁手ソトのロメロへの返球が悪送球に。すると続く阿部のゴロを、二塁手牧が二塁カバーに入った遊撃手大和へ悪送球。無死二、三塁とピンチが広がり、その後の小園の適時打などで3点を失った。

それでも直後の3回、先頭ロメロが投手への内野安打で出塁。1番桑原の中越え二塁打で無死二、三塁とし、大和の中前適時打とオースティンの二ゴロの間に2点をかえした。

3回は無失点に抑えたロメロだったが、4回に2つの四球などで2死満塁のピンチを招き、4番松山に手痛い2点適時打を浴びた。リードを再び3点とされ、なお2死一、三塁で降板。味方の失策の不運もあったが、3回2/3を86球、6安打4四球で5失点。チームとして負けられない状況で、悔しいマウンドとなった。

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