新潟は信濃に散発3安打の0-4で完封負けした。先発した高卒新人の佐藤雄飛投手(18=中越)は4回3失点で降板した。この試合前まで防御率0・53で2勝を挙げていたが、プロ初黒星。4回には小西慶治内野手(23)にプロ初本塁打も浴びた。

初黒星を喫した佐藤は違和感を感じていた。急角度で削られているマウンドの傾斜だった。「投球練習で『合わない』と感じた。3回には足がつりそうになった」。相手打者と対戦する前にフィットしないマウンドと格闘。1本塁打を含む7安打を浴びて、4回で降板した。橋上秀樹監督も「傾斜にアジャストしていなかった。普段の投球ではなかった」と言う。4回で交代させたのも、悪いバランスのまま投げ続けるのを避けるためだった。佐藤も「合っていないマウンドへの対応力をつけなければいけない」と反省。ルーキー左腕にとって貴重な1敗になった。