中日の新外国人左腕ランディ・ロサリオ投手(27)が25日に1軍初昇格する。24日はバンテリンドームで行われた先発投手指名練習に自主参加。この日、離日したR・マルティネスの代役候補が休日返上で汗を流した。

最速156キロ左腕は「マウンドの感覚を確かめたかった。ドミニカのものに似たすごくいいマウンドだ。固さも高さも似ている」。本拠地マウンドに上がり、スライダー、ツーシーム、チェンジアップと持ち球を含め約20球を投じた。

4月上旬に来日し、2軍では4試合1勝2敗、防御率12・00。それでも「決め球としての三振を取るスライダーとストライクを取るスライダーがある。ファームでもスライダーは芯で打たれていない」と宝刀スライダーに自信をのぞかせる。

「(ドジャースの)デビッド・プライスに憧れている」と、投球フォームの似たサイ・ヤング賞左腕をリスペクトする。「自分が与えられた仕事をしっかりできるように、1日1日、1人1人集中してがんばりたい」。中日は14年を最後に交流戦勝ち越しから遠ざかっている。新助っ人がブルペン陣の救世主としてベールを脱ぐ。【伊東大介】

 

◆ランディ・ロサリオ 1994年5月18日生まれ、ドミニカ共和国出身。11年からマイナーでプレーし、17年にツインズでメジャーデビュー。18年にはカブスで44試合に登板し4勝を挙げた。メジャー通算69試合、6勝1敗1セーブ、8ホールド、防御率5・00。今季年俸は5000万円(推定)。185センチ、95キロ、左投げ左打ち。

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