2軍降格後5度目の登板となった阪神藤浪晋太郎投手が、巨人との2軍交流戦で5回1安打無失点、5奪三振の快投を見せた。

最速152キロの直球と130キロ台中盤のカットボールで組み立て「バランス良く投げられたと思います」と65球にまとめ、余力を残してマウンドを降りた。

走者を背負うと、背中を丸めてグラブを肩の高さまで上げる新セットポジションを試した。「構えた時点でいい球が投げられる準備ができるような形を意識しました」。2四球はいずれもフルカウントからで、平田勝男2軍監督は「自分で組み立てながらのボールなんで、後に尾を引かない」と評価。「結果を積み重ねることでチャンスが生まれてくる」と継続を願った。