DeNA今永昇太投手(27)は6回7安打1失点と好投したが、昨年8月8日ヤクルト戦(神宮)以来295日ぶりの白星とはならなかった。3回に犠飛で1点を失ったが、最速146キロで5三振を奪うなど安定した投球。92球を投げ、1-1の同点で降板した。7回から2番手石田健大にマウンドを託し、勝敗はつかなかった。

今永は今季2度目の登板を「チームが良い状態だったので、その流れを切らないよう自分のピッチングをしようとマウンドに上がりました。ストレートの球威が落ちてからもスライダーとチェンジアップを低めに集められ、また野手の方に助けてもらいながら抑えることができました。光さんがうまくリードしてくれました」と振り返った。

昨年10月に左肩のクリーニング手術を受けた。「元に戻るより、しっかり技術も心もパワーアップしないと、けがした意味がない」。回転数や回転効率を上げてきた。