DeNAが今季初のサヨナラ勝ちで交流戦首位タイに浮上した。同点の9回2死二塁、チーム最年長の大和内野手(33)が、ロッテ守護神益田から値千金の左越え適時二塁打を放った。交流戦3度目のカード勝ち越し。中日がオリックスに敗れ、同1位タイに躍り出た。セ・リーグ6球団が最終節前の時点でパに勝ち越しているのは06年以来15年ぶり。このまま勝ち越せば12年ぶり2度目となる。好調の要因を探る。

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打線組み替えもDeNA好調の一因だ。交流戦前の5月18日中日戦から4番佐野と3番オースティンを入れ替えた。昨季から不動の4番変更について三浦監督は打率と出塁率の高い佐野の「良さを生かすため」と説明。4番の46試合で打率3割9厘、出塁率3割8分6厘だった佐野は、3番の16試合で打率3割2分8厘とさらに上昇し、出塁率は同率をキープ。オースティンは3番の26試合で打率3割1厘、6本塁打だったが、4番の16試合で打率3割3分9厘に跳ね上がり、5本塁打と量産ペースに。交流戦で12球団3位のチーム打率2割9分3厘をけん引している。

交流戦から2番に入った伊藤光も効いている。11試合で打率2割3分7厘も、出塁率は3割4分1厘。8番時の出塁率3割と比べて成績がアップ。犠打や四死球での出塁もあり、数字以上にチャンスメークし得点に絡んでいる。

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