日本ハムの背番号「34」はこれまで投手が着用することが多かった。最も長く背負ったのは岡部憲章(77~87年)。入団はドラフト外だったが5年目の81年には、先発の1人として13勝をマーク。防御率2・70の成績で、最優秀防御率のタイトルを獲得している。

07年以降は、ドラフト1位選手が背負っている。06年高校生ドラフト1巡目の左腕、吉川光夫(07~16年)はプロ6年目の12年に自己最多の14勝を挙げ飛躍した。自身初となる最優秀防御率を獲得し、パ・リーグMVP、ベストナインにも輝いた。16年オフに巨人へ移籍後、19年途中に古巣日本ハムへ復帰(背番号は56)。20年シーズン終了後には西武に移籍しプレーを続けている。吉川の後を受け継ぎ、現在つけているのは16年ドラフト1位の堀瑞輝(17年~)。貴重な左腕として、今後も活躍が期待される。