<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム1-4DeNA>◇13日◇札幌ドーム

左肩手術から復活したDeNA今永昇太投手(27)が今季初、昨年8月8日以来、309日ぶりの白星を挙げた。抑えの三嶋からウイニングボールを受け取り「4試合目の登板でそろそろ勝ちがつくと落ち着けるかなと思っていた。勝ちがついて、野手の皆さん、リリーフの皆さん、キャッチャーの伊藤光さんに感謝しています」と話した。

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投手にとって肩の手術は、術後も細心の注意を払うものだ。今永もケアの方法に変更を加えた。アイシングでの冷却に加え「最近はもう温める。温めるというのは体にとってもいいことなので」と温熱療法を加えた。温熱と振動を与える機械を肩に巻いている。

2軍で過ごした春季キャンプ時、高城が腰に巻いていた「ハイパーアイス」ブランドの機器が目に留まった。肩用があると聞き、約4万円で購入した。米国などでもプロ野球選手の間で流行しているとエスコバーにも「取材」したという。

1回の稼働時間は約20分で、朝のストレッチ時、登板前後などに実施する。「(遠征先では)バスの移動の時とか。横浜スタジアムの試合だったら車を運転しながらやったり」と1日3、4回繰り返す。手術後の初勝利を挙げたエースは「ホッと」しているはずだ。【DeNA担当=斎藤直樹】