阪神ジョー・ガンケル投手(29)は35日ぶりの復帰戦で持ち味を発揮した。6回3安打2失点で、6三振を奪った。

「ここまで制球できたことに自分でも少し驚いた。梅野がうまく球種を交ぜていい配球をしてくれたおかげでいいピッチングができた」。無傷の6勝目こそお預けとなったが、無四球の制球力が光った。

開幕から5勝を挙げながら、右肩の張りで5月10日に出場選手登録を抹消された。当初の復帰戦として予告先発されていた6月6日ソフトバンク戦は喉の痛み、頭痛を訴えて登板回避。満を持して5月9日以来の登板を迎え、3回まで完全投球。4回は内野安打2本など3安打から2失点したが、走者を出したのはこのイニングだけだった。

4回に打球が当たった左ふくらはぎについても「問題ないよ」。久々の登板だったため73球で降板したが、矢野監督は「テンポよく球数も少なく、ガンケルらしい投球が見られた」と納得顔だった。

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