左肘手術から復活して支配下選手契約を結んだDeNA田中健二朗投手(31)が17日、横浜市内の球団事務所で会見を行った。中継ぎとして経験豊富なベテラン左腕は「長いリハビリが報われたと思っています。まだ老け込む年齢ではないと思いますし、また60試合投げられるように頑張っていきたいと思います」とフル回転を誓った。

背番号も以前つけていた「46」に戻る。久々の2ケタ番号のユニホームを目にすると「懐かしい感じもしましたし、すごくモチベーションも上がって。これからやってやるぞという気持ちでいます」と意識を高めた。

田中健は07年センバツで優勝し高校生ドラフト1巡目で横浜(現DeNA)入団。中継ぎとして16、17年は60試合以上に登板した。通算208試合に登板し、11勝13敗1セーブ50ホールドで防御率3・86。19年8月に左肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、その後の1軍登板はない。今季2軍ではチーム最多の21試合に登板し、0勝1敗1セーブで防御率3・48だった。