巨人坂本勇人内野手(32)が史上65人目のプロ通算250本塁打を決めた。1826試合の出場での達成は歴代4位のスロー記録となった。

1点リードの6回2死。無死一塁で4番岡本和が併殺に倒れた直後だった。阪神伊藤将の初球133キロの内角低めの変化球を振り抜き、左翼席へ運ぶ8号ソロ。ベンチに戻ると祝福パネルを手にヘルメットを脱ぎ、ファンの声援に応えた。「打ったのはスライダーですね。(250号には)いろんな気持ち、言いたいことがありますけどね。今は良かったです」とコメントした。

直前には守備でチームを救っていた。1点リードの5回2死三塁、阪神中野の高いバウンドのゴロを前に出ながら捕球し、一塁へ素早くランニングスロー。間一髪アウトにしてピンチを切り抜けた。

5月9日ヤクルト戦(東京ドーム)の帰塁時に右手親指末節骨を骨折して離脱。11日ロッテ戦(ZOZOマリン)で1軍復帰後は初アーチとなった。

◆坂本250本塁打 現在1826試合の出場で250本塁打。史上65人目。井口(ロッテ)に次ぐ歴代4位のスロー記録。

<1>山崎裕之(西武)2041

<2>稲葉篤紀(日本ハム)1982

<3>井口資仁(ロッテ)1874

▼坂本が6回に伊藤将から今季8号を放ってプロ野球65人目の通算250本塁打を達成した。初本塁打は08年4月6日阪神戦の阿部からで、出場1826試合目での到達は4番目のスロー記録。坂本は16年9月8日阪神戦の代打本塁打を除いた249本が遊撃で出場している時に打ったもの。遊撃で1000試合出場して250本塁打以上は宇野(ロッテ)338本、池山(ヤクルト)304本、田中幸(日本ハム)287本、豊田(アトムズ)263本に次いで5人目だが、4人は他の守備位置で打った本塁打を含んでおり、実際に遊撃で出場時に記録した249本は池山に並び最多となった。

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